社会人になり給料をもらうと必ずついて回るのが税金です。
総支給額-税金・社会保険料=手取り
なので、税金を減らせれば手取り(自由に使えるお金)が増えます。
ふるさと納税は厳密にいうと節税にはなりませんが、
「普通に納税してるともらえない特産品がふるさと納税をするともらえる」
という不思議&お得システムですw
総務省によるとふるさと納税には↓こんな↓崇高な理念や意義があります。
もし理念や意義について興味をもたれた方は
このサイト以外wのところでとことん突き詰めていただければと思いますm(__)m。
そうじゃない方は
ふーん、そうなんだ
レベルで全然かまいません。私も初めて見ましたこれ(^_^;)。
もちろんこの記事でもこれ以上理念・意義については触れませんw
我々サラリーマンにとって大事なのは
同じ所得税・住民税を納めるのに
「特産品をもらえる納税」と「何ももらえない納税(←言い方w)」が選べるという事実です。
ふるさと納税は
「かに、うなぎ、牛肉付き納税制度」ってことだな^o^
しかも「誰でも」「簡単に」もらえるのです。
やらない理由はないですよね。さあやりましょうw
ふるさと納税お得の公式を覚えよう
基本的な公式はこれ↓です。
50,000円のふるさと納税をすると、
効果①50,000円-2,000円(手数料)=48,000円の税金が還付・控除され、
効果②50,000円x30%=15,000円相当の返礼品がもらえます。
50,000円の費用<63,000円の効果ですから
13,000円のお得となります。
2,000円(手数料)<ふるさと納税額αx30%相当の特産品
という式になります。
仕組みやら公式やら全部はしょってしまうと
年2,000円の手数料で
ふるさと納税額x30%の特産品がもらえる制度
なのです。
ここだけ覚えとこw
手数料(ほんとは手数料ではないのですが便宜上みんな手数料と言っていますw)について
「納税のたびに」「自治体ごとに」2,000円払うの?
と、ご質問をいただくことがありますが
手数料は年に1回2,000円です。
もちろんふるさと納税をした年だけです。
実録!とあるご一家のふるさと納税2020年版
より具体的に、とあるご一家のふるさと納税の実例を見てみましょう。
とある一家…(察し)
パパチョイス
【ふるさと納税】Bmu-37 四万十の米粉カステラ【龍馬の太鼓判】プレーン&チョコ 半斤2本セット 価格:4,000円 |
【ふるさと納税】博多若杉 牛もつ鍋(4~5人前)と訳あり明太切れ子500gセット 博多 もつ鍋 辛子明太子 鍋 送料無料 価格:14,000円 |
【ふるさと納税】【日本農業新聞 一村逸品大賞受賞】鹿児島県産紅はるかで作った干し芋<熟し芋>計1kg(100g×10袋)無添加・無着色でしっとり柔らかな食感♪ 【JAあおぞら】 a5-011 価格:15,000円 |
【ふるさと納税】牛タンスライス(贅沢に丸ごとどーんと約1本分) 約1kg【1092128】 価格:17,000円 |
価格:13,000円 |
ここで表示されている「価格」が「ふるさと納税額」です。
なので、
この一家は63,000円ふるさと納税をしたということです。
で、そのリターンは…
効果①の税金還付・控除が63,000-2,000円(手数料)=61,000円
効果②の特産品が
(同商品もしくは同等商品を同じ楽天サイトで購入する場合の参考売価で)
米粉カステラ 1,500円
若杉牛もつ鍋 5,980円
明太子 1,600円
熟し芋 3,600円
牛タン 4,000円
アーモンド小魚 6,540円
鶏の炭火焼き 846円
で、24,066円相当。
さらに効果③
このふるさと納税を
楽天ふるさと納税サイトから楽天カード払いで行ったため
楽天ポイント2,520ポイントを獲得。
結果リターンの合計は87,586円となり
納税金額63,000円を差し引いて
24,586円のお得に!
還元率39%!!
もつ鍋がかなり美味かったらしい(^^♪
返礼割合3割以下ルールの錯覚
ふるさと納税でもらえる特産品を返礼品と言うのですが、自治体同士によるふるさと納税者囲い込み狙い?の過当競争により、返礼品が金券や家電など高額化していった経緯があり、2019年6月に
1.返礼品は寄付の3割以内
2.返礼品は地域の地場産品に限る
という法改正がなされました。
そのルールがあるためこの記事でも
「ふるさと納税額x30%相当の特産品」と説明しています。
法改正を受けて一部には
「ふるさと納税の魅力が無くなった」
と言う人もいます。
ですが、前述のご一家の例を見てみましょう。
四万十町 4,000円のふるさと納税で1,500円の返礼品(還元率37.5%)
志免町 14,000円のふるさと納税で7,580円の返礼品(同54.1%)
志布志市 15,000円のふるさと納税で3,600円の返礼品(同24%)
秋田市 17,000円のふるさと納税で4,000円の返礼品(同23.5%)
高鍋町 13,000円のふるさと納税で7,386円の返礼品(同56.8%)
必ずしも還元率30%以下になっていませんね。
これは国がこのルールを
「返礼品の調達に要する費用の額が寄付の3割以内」
と定義しているからです。
3割以内にしなくてはならないのは
我々が買う場合の市販価格ではなく自治体が調達する仕入価格なのです。
つまり大量仕入れなど自治体の調達の仕方次第で
まだまだ(我々から見れば)明らかに30%を超える還元率の
魅力ある返礼品がたくさんあるのです。
ただ、そもそも手出しは手数料の2,000円のみです。
損をすることはまず無いわけですから
還元率だけにあまりとらわれず
自分の食べてみたいもの、受けてみたいサービスを返礼してくれる自治体を選びましょう。
還元率が高くても
「カツオ食べれない」「明太子食べれない」
ならもらう意味ないもんな(^_^;)
ふるさと納税のやり方
では実際のふるさと納税の手順です。
①ふるさと納税できる上限額を調べる
ここかなり重要です。
ふるさと納税は「納税」の名がついていますが税制上は寄附金にあたります。
ふるさと納税で所得税の還付・住民税の控除が行われるのは寄附金控除という制度によるものです。
そして
さらに、その上限額は年収・家族構成・地域によって異なります。
そのため、
まずは手数料(自己負担)2,000円だけで済む
寄附(ふるさと納税額)の自分の上限を知らなくてはなりません。
そこでふるさと納税サイトの出番です。
各ふるさと納税サイトでは控除上限額を
簡単にシミュレーションできるツールを用意しています。
例として3つのサイトを挙げますので、
実際に試算してみましょう。
源泉徴収票があれば1分もかかりませんね。
源泉徴収票が無い場合でも給与明細などからざっくりとしたシミュレーションができる
「簡易版」も用意されています。
同じ数値を入力してるのにサイトによって結果が違うけど…???
あくまで目安なので(^_^;)。
例えば一番低いシミュレーション額のさらに5%減とか
千円単位以下を切り捨てるとか
自分なりの「絶対オーバーしないだろライン」が決まればOK!
チキンレースじゃないんだから
限度額ギリギリを狙う必要はないもんな
②ふるさと納税サイトを選ぶ
ふるさと納税サイトは20以上あるらしいです(未確認w)。
どこを選んでも良いのですが、
「欲しい返礼品がある」「クレジットカードで決済できる」は最低条件となるでしょう。
あとは普段使っているサービスやポイントやクレジットカードとの親和性でしょうか。
楽天ポイント集めてるなら「楽天ふるさと納税」だし
自治体・返礼品の扱い数の多さなら「ふるさとチョイス」だし
家電や商品券に強いところなら「ふるなび」だし
シンプル簡単使いやすいサイトなら「さとふる」だし…
という感じです。
実際にサイトを見てみて
ざっくりと自分に合いそうなところで良いと思います。
使いづらければ変えればいいのです。
もう寄附手続も、なんなら返礼品選びさえもめんどうくさい
でもふるさと納税はしたい!
…てワガママな人には?笑
返礼品がお米の定期納品一択で、
ふるさと納税の寄附手続きを代行(しかも自動継続)してくれる
「ふるサポーターズ」
というサイトがあります(最初の一回の手続きとワンストップ特例制度用紙の返送だけは自分でやる必要あり)。
ふるさと納税を自動で毎年し続けてくれて、
返礼品のお米が定期的に届き続けるのか!!?
じつは私もうっかりふるさと納税を忘れてしまう年があったりします(汗)
何度も言いますがふるさと納税は得しかありません。
今まで何もせずに見送り続けてきた方は
「ふるサポーターズ」で
とりあえずはじめてみるというのも良いかもしれません。
新社会人の方の中には自分の経済圏がまだはっきり決まっていない方もいらっしゃるのではないでしょうか?経済圏とは、お金の絡むサービスをできるだけ集約するグループのことです。それによって支払いの簡素化、家計の管理のしやすさ、ポイントの集まりやすさといったメリットが生まれます。
経済圏一極集中による獲得ポイントは
バカにできない額になるぞ!
例えば
SPU(スーパーポイントアッププログラム)によりポイントが無理なく効率的に貯まります。ポイントは楽天Payで日常使いできるため貯まったポイントを交換する手間や使わず無駄になることがありません。
どんなサービスがあってどう使えばいくらポイントが付くのか等細かいことは今回の記事では説明しませんが、ポイ活のような労力や時間をかけずにそれ以上の効果が得られるはずです。
導入の手順を示しますので、まだどの経済圏の確立もできていない方は是非お試しください。
【楽天経済圏での生活を始める準備】
1.楽天会員になる
→こちらから。
スタートボーナスチャンスとサクサクボーナスチャンスへの
エントリーを忘れずに。
スタートボーナスチャンスは毎月エントリーできる(したほうが良い)。
2.楽天カードを申し込む
→こちらから。
「楽天Edy」と「楽天ポイントカード」を付けること。
カードが到着したら楽天e-NAVIに登録。
家族がいるばあいは家族カードも発行。
3.楽天銀行の口座を開設する
→こちらから。
クレジットカード機能は不要。
口座開設したら楽天カードの引き落とし口座に設定する(楽天e-NAVIで)。
ハッピープログラムにエントリーする
(1回エントリーすればずっと有効)。
4.楽天証券の口座も開設する
→こちらから。
当面株や投資信託をする予定が無くても作る(口座があることが重要)。
口座ができたら楽天銀行と楽天証券の口座を連携させる
(マネーブリッジ)。これで金利を0.1%にできる。
5.下記のスマホアプリをインストールする。
・楽天市場
・楽天PointClub
・楽天カード
・楽天ポイントカード
・楽天ペイ
・楽天銀行
楽天経済圏の準備につきましては
↓こちら↓のサイトにより詳しい説明がされています。
ご参照くださいm(__)m。
【第1回】ゼロから始める「楽天経済圏の使い方」入門編
文字にするとやることが多いように見えますが、
1と5はパソコンやスマホで完結しますし
2.3.4を含めても7日~10日くらいですべての手続きができるはずです。
楽天経済圏の準備ができたら、
ふるさと納税も「楽天ふるさと納税」で行いましょう。
せっかくなので5のつく日と0のつく日に。
ふるさと納税でもポイント5倍デーが適用されます。
③返礼品を選び申し込む
いよいよ欲しい返礼品を選び申し込みです。
注意事項は4つ。
1.控除上限額を超えない。
2.自治体は5つまで。
3.「特例制度申請書の送付を希望する」にチェックを入れる。
4.12月末までに支払いを終えること。
1は先に①で説明したとおりです。
2.3はこのあと⑤で説明しますが「確定申告不要」とするために必要となります。
4はその後の申請等も考えると11月中に当年分を終えてしまうのが無難です。
他に、注意事項というほどではありませんが
↓こういうところ↓にも配慮が必要です。
6.一気に頼むと一気に返礼品が届き、冷凍庫が満杯になったり、なま物だと劣化するまでに食べきれなかったりする。
7.普段食べないものばかりだと食べるきっかけがつかめない(^_^;)。
5については制度上一時金銭的な負担が発生するのは避けられません。ボーナス時など負担に耐えられる月にまとめて納税するか、1回1万円を5回(5自治体までという上限があるため)に散らす等、計画的に行う必要があります。尚、冬のボーナス後だと当年分の納税には間に合わない可能性があるのでそこも考慮が必要です。
6については自分でコントロールできる方は「ふるさと納税カレンダー」的なものを作成し「○月になったら□□を申し込もう」といった管理をすると良いでしょう。
旬のものやすぐ品切れになるものを狙う場合にもスケジュール管理は必要です。
スケジュール管理が難しい場合は定期便的な返礼品もお勧めです。
1回の納税で年4回とか2か月に1回とか定期的に返礼品が送られてきます。
7については還元率高めのものを狙った時に起こりがちです。
普段食べないものや普段食べない量が来ると
手を付けるのに勢いが必要だからなw
お米の定期便やトイレットペーパー・ティッシュペーパー等
日常必ず使うもののほうが逆にお得感を感じるかもしれません。
④返礼品と必要書類が届く
返礼品をしっかり堪能しましょう(^^♪
必要書類はしっかり確認し保管しましょう。
⑤所得税還付・住民税控除の手続きをする。
最重要ポイントです。これをすることで税金が返ってきます。
難しいことはありませんが、パターンが二つに分かれます。
【パターン1:ワンストップ特例制度】
(条件)
・会社員・公務員等給与所得者で医療費控除などが無く確定申告不要な人
・当年中にふるさと納税を行った自治体が5つ以内であること
(申請方法)
各自治体から送られてくる特例制度申請書に必要事項を記入(ほとんどの項目が記入された状態で来るので押印記入で1分程度)し、マイナンバーカードのコピーもしくはマイナンバー通知カードと本人確認書類のコピーを貼付して翌年1月10日までに返送する。
こんな感じ
5自治体分作っても30分程度の作業です。
【パターン2:確定申告】
(条件)
自営業や副業をしている人。
会社員・公務員でも給与以外の所得や医療費控除などがあり確定申告を行う人。
ワンストップ特例制度に該当しない、間に合わない人。
(申請方法)
確定申告に必要な書類等に加え自治体から送られてくる寄附金受領証明書を用意し
確定申告書を作成、提出(ふるさと納税の翌年2月半ば〜3月半)。
⑥所得税還付・住民税控除されたことを確認をする。
ワンストップ特例制度で申請した場合、所得税の還付(振込)が無く、住民税控除だけで処理されます。現金が返ってくるわけではないので本当に控除されるているのか心配ですよね。
毎年5~6月に届く「住民税決定通知書」を確認しましょう。
ワンストップ特例制度の場合
(1)の「寄附金税額控除額」や(2)の市町村「税額控除額」+道府県「税額控除額」が
ふるさと納税額-2,000円とイコールであれば控除が正しく適用されています。
ただし、実際は調整控除や住宅ローン控除等もこの欄に入ってくるため厳密に確認したければ調整控除の額や住宅ローン控除の額も把握しておく必要があります。
確定申告を行った場合は所得税還付(振込)+住民税控除で処理されます。
住民税決定通知書の控除欄に「ふるさと納税額-2,000円-所得税還付額」で計算される金額が記載されていれば控除が正しく適用されています。調整控除や住宅ローン控除等と混在してしまうのはワンストップ特例制度と同様です。
どちらの申請方法にしても住民税決定通知書で住民税の控除が確認できてはじめて
前年のふるさと納税が無事成功したと言えます。
あとは①に戻ってまた今年の分…の繰り返し。
以上がふるさと納税のやり方の全てです。
「誰でも」「簡単に」できそうですよね(^^♪
それだけではありません。
ふるさと納税の一連の流れの中で源泉徴収票の各数値、住民税決定通知書の
各数値を確認する機会が増えます。
税への意識が高まり、節税が自分の手取りに与える影響を実感できる効果も見込めます。
とにかく
ふるさと納税はサラリーマンにとって
得しかない制度です。
なのに2018年度時点で
「ふるさと納税の利用率は約7.7%(【Excel配布中】ふるさと納税の市場規模、利用率、人気返礼品など最新データまとめ)」
程度とも言われています。
実際にふるさと納税を行っている人はごく少数なのです。
この記事をここまで読んでいただいたのも何かの縁ですw
一度ふるさと納税サイトを覗いて
どんな返礼品があるのか見てみませんか?
ワクワクしてすぐにでも申し込みたくなるかもしれませんよ(^^♪
牛肉にする?
カニにする?
それともメロン?
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